SPO JAPAN GUILDでは2020年8月の発足以来、ステークプール構築日本語ガイドの整備、ディスコードコミュニティでの日本語サポート、オペレーション業務効率化日本語ツール開発など、日本コミュニティにおけるステークプール分散化促進のための活動を行ってまいりました。
この活動は今後も継続して行う必要があり、この度カルダノブロックチェーンのコミュニティ資金調達プラットフォームであるProject Catalyst Fund10に3件の提案を提出しましたので、提案内容についてご説明させて頂きます。
これらの提案はいずれも、SPOの業務効率を改善しさらに分散化を促進させる目的があり皆様からのご協力を頂けますと幸いです。
各提案に関するご質問は、Ideascale提案ページのコメント欄にご記入頂けますと幸いです。また、投票開始まではIdeascale提案ページ上部にある「Kudos👏」をクリックして頂けますと励みになります!
どうぞよろしくお願いいたします。
提案金額について、エンジニア単価・相場計算指標などを総合的に見直し再提出しました。
提案1:SPO JAPAN GUILD – 日本SPOコミュニティ運営の継続
提出カテゴリ
タイトル:SPO JAPAN GUILD – Continued operation of the Japanese SPO community
カテゴリ:F10: SPO Tools & Community Projects
提案理由
日本人は英語による技術情報の取得や英語でのコミュニケーションはハードルが高いため、SPOになるための日本語による解説やサポートが必要です。
2020年8月に日本語によるドキュメントの整備とSPOの育成、サポート、技術情報共有のためのディスコードコミュニティ「SPO JAPAN GUILD」の運営しており、引き続きこの活動を継続することでこの問題を解決したいと考えています。
これまでの活動内容
- プールセットアップ
- プールオペレーション
- ラーニングドキュメント
- プール構築・運営サポート
- SPOミーティング(週1)
- ホームページ開設
- X(Twitter)アカウント運営
Members
SPOs
StakePool
SPOのバックグラウンドは営業、税理士、建築士、不動産、農業、エンジニア、学生など幅広い経験者から誕生しており、多角的な視点からカルダノ情報発信者が増えコミュニティの活性化に繋がっていると思われます。
マイルストーンと予算
・ドキュメント更新・メンテナンス
ノードアップデート、セキュリティ更新、Ubuntu更新など、随時アップデートがあるものについて更新します。また、SPOの運用スキルを高める為の学習コンテンツを定期的に更新します。
・コミュニティ運営
コミュニティからの質問、運用上のトラブルには原則24時間以内に回答。
常に最新の情報を共有する。
毎週1回、最新情報の共有やディスカッション、説明資料を用いたSPO教育などを行うSPOミーティングを開催する。
・新技術情報収集・テストネット検証
プロトコルの更新や新しいノードの変更を調査、翻訳し、テストネットとメインネットの両方で、環境の異なる複数の検証用サーバーを用いて検証します。
総予算 $60,780
総予算(ADA) 253,250
ADAあたり0.24ドル計算
時間あたりの人件費 $35
提案2:SJG TOOLS V2 -ステークプールセットアップ&オペレーション 日本語版TUIツール
提出カテゴリ
タイトル:SJG TOOLS V2 – Stake Pool Setup & Operation TUI Tool in Japanesey
カテゴリ:F10: SPO Tools & Community Projects
提案理由
コマンド実行によるステークプールのセットアップには専門知識が必要となりインストールに時間がかかります。また、日常業務でミスが発生することもあります。
既存のTUI(ターミナルユーザーインターフェース)であるSJGTOOLをバージョンアップし、依存関係やカルダノノード/CLIインストールの自動化、プール登録、日常オペレーションの操作を可能にすることで、ノード構築やプールセットアップにかかる工数を大幅に削減する目的があります。
マイルストーンと予算
マイルストーン1:
技術選定、フレームワーク選定、テスト
予想納期: 1ヶ月
マイルストーン2:
アルファバージョン開発開始
依存関係、カルダノノードビルド・インストール、ノード同期、実行テスト
BP、リレー、エアギャップ判別機能実装、実行テスト
予想納期:3ヶ月
マイルストーン3:
プール各種ペアキー作成、プール登録、トポロジー設定機能実装、実行テスト
予想納期:3ヶ月
マイルストーン4:
監視ツールのセットアップ、旧SJGツールの統合と新機能実装(プール登録情報更新)、実行テスト
予想納期:2ヶ月
マイルストーン5:
アルファ版検証作業、インストール・使用ガイド作成
ベータ版コミュニティリリース
予想納期:3ヶ月
総予算: $52,200
総予算(ADA): 217,500
ADAあたり0.24ドル計算
時間あたりの人件費 $35
提案3:ブロックログ連動のリーダーステータスとエポックリーダー通知サービス – 多言語化とメンテナンス
タイトル:Blocklog linked Leader status and Epoch leader notification service – Multilingual Support and Maintenance.
カテゴリ:F10: SPO Tools & Community Projects
提案理由
SPOは自身のプールに割り当てられたブロック生成スケジュールの生成結果を確認するため、都度サーバーへログインして確認する必要があります。この作業は能動的であり時間が拘束され手間がかかります。
ブロック生成ステータスの更新を検知するプログラムを独自に開発し、生成結果を受動的に任意のプラットフォームに通知することを可能にしました。
世界中のSPOにも利用して頂けるよう多言語化の対応と、引き続き開発継続を行っていきたいと考えています。
マイルストーンと予算
多言語化実装
通知内容多言語化実装によるコード改善
リリース前検証
インストールガイド英語版の作成
年間メンテナンス
コミュニティからの新機能要望実装(英語サポート含む)
定期メンテナンス(バグ対応など)
リリース前の検証
総予算: $19,325
総予算(ADA): 80,520
ADAあたり0.24ドル計算
時間あたりの人件費 $35
コミュニティ投票までのスケジュール
スマートフォンアプリ「Catalyst Voting」にて有権者登録を行って下さい。
(Fund10で報酬を受け取るには新規登録が必要です)
上記3つの提案に賛成票の投票をお願い致します。