SPO JAPAN GUILDでは、持続性のある活動の維持を目的とし今までの活動実績を含む、今後半年間のコンテンツ制作費、コミュニティ運営管理費の資金捻出のため、Catalyst Fund6に提案を提出いたしました。
Catalyst Fund6提出ページ
https://cardano.ideascale.com/a/dtd/Japanese-SPO-community-management/367000-48088
世界中の方にこの問題を知って頂きたく英語での提出とさせていただきましたが、もちろん日本の皆様にも是非ご評価いただきたく、日本語原稿をここに記載させていただきます。
(なおideascale提出ページの添付ファイル欄にも日本語原稿のPDFファイルを添付しております。)
提案のタイトル
日本SPOコミュニティの運営
問題提起
-日本には英語を話す人が少ない
-技術資料のほとんどが英語であること
-日本人コミュニティの拡大の難しさ
問題の解決策
・日本のSPOコミュニティを運営し、アクティブなSPOをサポートする
・日本語テクニカルサポートサイトの作成
・ステークプール運営に関する FAQコンテンツの作成
関連する経験
・サーバー構築(CentOS / Ubuntu / WinodwsServer) 経歴6年
・WEBシステム開発(PHP / Python / JavaScript / MySQL / PostgreSQL) 経歴18年
ステークプールの運営(約1年)
ステークプール構築日本語マニュアル更新(約1年)
SPO JAPAN GUILDコミュニティの運営(約1年)
Webサイト/ GitHubリポジトリ
詳細な計画
#日本のカルダノコミュニティについて
日本では英語を話す機会が全く無く、英語を習得している人はごくわずかです。
現在、日本の英語レベルは世界的に低水準で、主要100国の中で53位というデータがあり、社会人の大多数が「英語で簡単な会話しかできない」と言われています。
日本語ベースによるカルダノの技術的な情報は非常に限られており、日本におけるカルダノコミュニティの拡大において最大の障害となっています。
・日本の英語レベルを表す指標
https://globe.asahi.com/article/12857196
しかし、日本はカルダノの初期ICOの拠点であり最も重要な国のひとつと言えます。
現在も多数の大口保持者がステーキングを行っており、日本コミュニティプールにおいても総額600M ADAがステーキングされております。
また、暗号資産規制が厳しい日本において、2021年8月25日に初めて日本の取引所(https://www.bitpoint.co.jp/)にADAが上場し、さらなる日本コミュニティの拡大が予想されるため、SPOの拡大や、ホルダーに対する日本語での情報発信やステーキングサポートがコミュニティ維持において重要な布石となっています。
#日本におけるステークプール運営の課題と今まで行ってきた活動と対策
Cardanoエコシステムでの文献は全て英語で記述されているため、英語が苦手な日本人にとってステークプール構築はとても高いハードルがありました。
例えば、
・英語マニュアルの解読にかかる時間の捻出
・トラブル解決の際、英語圏コミュニティでのコミュニケーションの難しさ
など。
このままでは、日本においてSPOが増えず分散化が進まないという懸念があったため、Shelleyハードフォーク後、SPO日本語コミュニティ(SPO JAPAN GUILD)の構築とステークプール構築日本語マニュアルの整備に取り組みました。
このコミュニティとマニュアルは分散化を促進するため全て無料で開放し、サーバー運用の知識が無い人にも一からサポートする体制を整えてきました。
また、非プログラミング経験者に対する技術的指導にも力を入れており、ステークプールの多様化を図っております。
現在ではコミュニティ参加者424名、ステークプールオペレーター60名以上まで発展しております。
◆ディスコードコミュニティ(SPO JAPAN GUILD)
https://discord.gg/U3gU54c
◆ステークプールリスト
https://adapools.org/alli/spo-japan-guild/13
◆過去のオンラインミートアップ
◆SPO紹介動画
#現在の課題
1.今後も、スマートコントラクトの実装などで、SPOの仕事量や身につけなければならない知識がとても増えてくるため、持続性のあるコミュニティの運営、マニュアルの整備や定期的なSPO勉強会の開催など、引き続き活動を継続していきたいが運営にかかる維持費用が増えてきた。
2.ステークプール構築マニュアルとコミュニティは整備できたものの、構築後の運営マニュアルや日本語でのウロボロスプロトコル解説コンテンツは存在せず、現在はコミュニティ内の過去ログを検索する方法しかない。
Cardanoエコシステムネットワークの安定と健全なネットワークを維持するためには、新しいSPO、既存のSPOに共通した情報の提供が必要になり、運営に必要な情報がまとめられた日本語コンテンツサイトが必要不可欠になっている。
#予算
今までの活動実績を含む、今後半年間のコンテンツ制作費、コミュニティ運営管理費の資金提供をお願い致します。
◆ステークプール運営日本語コンテンツの制作とメンテナンス
・・・$4,926($821/月×6か月)
〇ステークプール構築マニュアルの更新
〇ステークプール運営マニュアルの作成と更新
・プール監視の解説
・キーファイルの解説
・トポロジーの解説
・プロトコルの解説
・報酬制度の解説
・ノードメンテナンスの解説
・セキュリティ設定の解説
etc…
◆運営維持管理費
〇プール分散化マーケティング活動におけるドメインおよびホームページサーバーの取得
・・・$84 ($14×6か月)
〇ステークプール情報取得用サーバー1台の契約(cardano-db-sync / cardano-node)
・・・$438($73×6か月)
〇Cardano-nodeテストネット用サーバー1台の契約
(新ノードバージョンリリース前検証のため)・・・$438($73×6か月)
〇今までの活動(1年間)に割いた活動経費(サーバー契約費用含む)
・・・$10,944($912/月×12か月)
要求された資金 : $16,830
上記の内容を踏まえ、SPO JAPAN GUILDでは今後も健全なプール運営を皆様にご提供し、カルダノネットワークのセキュリティを監視してまいります。
ご理解とご協力のほど何卒宜しくお願い致します。
Catalyst Fund6提出ページ
https://cardano.ideascale.com/a/dtd/Japanese-SPO-community-management/367000-48088